企業Facebookページの投稿数は減少?それとも増加? 過去2年間のデータから傾向を分析!

BelugaポータルのFacebooランキングデータが6月で2年分のデータが蓄積されました。今回はその中から投稿数に着目した分析データを紹介します。

 

企業のFacebookページの投稿数は、どのような傾向にあるのか

 

Facebookページを運用されている方であれば、自社で管理しているページやベンチマークしている他社ページの投稿数に関しては、ツールを使えば傾向の把握は容易だとは思いますが、企業が運用しているFacebookページ全体としてどのような傾向にあるのかは、あまり知られていないように思います。

 

今回はそんな企業Facebookページを対象に、投稿数を軸にした調査・分析を実施しました。

 

【調査対象】

 

  •  ・対象期間:2013年7月~2015年6月(2年間)
  •  ・対象Facebookページ:Belugaポータルに登録中の2158ページ(全ページから有効ページを抜粋)

 

※有効とした2158ページは、Belugaポータルに登録中の全ページ(約3300件)の中から、調査期間の2年間に継続的に運用していると思われるページです。調査対象期間の途中で追加されたページや非公開/削除になったページなどは除外しています。

 

多くのページで減少傾向。投稿数が少ないページはより少なく、多いページはより多くの投稿

 

投稿数の傾向を見るにあたって、まずは2年間の月間平均投稿数を用いて、全ページを5つの投稿頻度に分類しました。各投稿頻度ごとのページ数は以下のようにわかれました。

 

page_group

 

 

次に早速結論となるグラフですが、各分類ごとの投稿数の推移を比率で表示したグラフです。2013年7月の投稿数を100とした場合の比率で表しています。

 

2years_posts_ave

 

月間100投稿以上しているページは増加傾向にあり、それ以外は概ね減少傾向と言えそうです。減少の割合からみても、投稿数が多いページはさらに投稿数を増やし、逆に投稿数が少ないページほど、より縮小傾向が強いようです。ただ、2014年末でその傾向は下げ止まり、2015年以降は若干の増加傾向の気配も感じます。

 

グラフを見る限りですと、その他にも企業が休みに入る年末年始の投稿数はやはり落ち込むようです。一方、どのグラフも共通して3,4月や10月の投稿数がその前後と比較すると多いようです。

 

それにしても、どのグラフも月毎の傾向がほんとに似ているのに驚きます。一般的な年間行事や祝日など、何かしらのデータと相関関係がありそうな気もしますし、今後、このあたりは今後もう少し調査していきたいと思います。

 

ちなみに、極端に投稿数が多いページは、ニュースメディアや小売業関連のページが多いようです。業種やページ種別ごとの傾向についても、別途調査していく予定です。

 

 

実際の平均投稿数の推移

先のグラフでは比率で全体の傾向を見ましたが、実際の平均投稿数の推移についてもグラフを掲載しておきます。各投稿頻度ごとの、月間の平均投稿数の推移です。

 

<月間平均投稿数が0~9投稿(月に数投稿程度)のページ>

mposts_0-9

 

 

<月間平均投稿数が10~19投稿(週に数投稿程度)のページ>

mposts_10-19

 

 

<月間平均投稿数が20~49投稿(日に1投稿以上程度)のページ>

mposts_20-49

 

 

<月間平均投稿数が50~99投稿(日に数投稿程度)のページ>

mposts_50-99

 

 

<月間平均投稿数が100投稿以上(日に5投稿以上程度)のページ>

mposts_100plus

 

 

いかがでしたでしょうか。引き続き、別の角度からの調査や、Facebook側のアルゴリズム変更やその他仕様変更/新機能追加などを加味した分析など、データを深堀りしていきたいと思います。